強く賢くなろう~池部秀則のブログ

前向きになれる言葉を探して

科学がつきとめた「運のいい人」

中野信子の本。

フランスの研究所に勤めることが決まり、32歳にして初めてフランス語を勉強する必要に迫られました。1年先のことなので、それまでには何とか日常会話には困らない程度のフランス語を身につけることができました。
漠然と「フランス語が話せたらいいな」ではなく「フランス語ができると何ができるか」を具体的に考えました。
たとえば、フランスで一人でカフェに入って、好きな飲み物とケーキを注文する。現地の研究者と論議する。大江健三郎さんのようにフランス語でスピーチができると格好いいな、など考え「絶対私もやってみる」と決めました。
まずは発音から。発音がわかるとそれまで何となく雑音に聞こえていたものが意味を帯びてきたのです。これはなかなか感動ものでした。
次に薄い文法書をマスターしようと思いました。分厚い本だと途中で嫌気がさすのではないかと思ったからです。
そして基本がわかったら、実際使ってみたいと、いわゆるメル友を探しました。・・・・

上記は中野信子『科学がつきとめた[運のいい人]』(サンマーク出版)から、本人の体験の部分を抜き取った(ただし、意味を掬っているだけで原文にはまったく忠実でないことはご理解ください)。

本屋に行く度に立ち読みしていたが、面倒くさいので買った。
運を良くするために何をすればいいのか、を書いてあるが、この手の本は最近よく読むし、この手のブログにも目を通す。ゆえに目新しいものは特にないが、やはり上記のような自分の体験に裏打ちされた話は具体性があって面白い。
お薦めしたいのは、こういうノウハウ本は、目次を見て「今自分に足りない箇所」「興味がある章」から読むこと。順に読むより効果がある。

 

以上は少し前に書いた。

大体において正しいし、読んで損はないと思う。
ただし、1箇所「運のいい人は早寝早起きをする」は間違っているらしい。夜間になって頭が回転し始める成功者もいるそうである。