強く賢くなろう~池部秀則のブログ

前向きになれる言葉を探して

キャバクラ

 今の自分をちょこっとバージョンアップできれば、それでOKなのです。
 たとえば、キャバクラに行きたい人に「キャバクラへ行っちゃいけないよ」と言っているのではないのです。キャバクラへ行って、「そこで好かれる人間になろう」と、思った時点でもうすでに、前のその人ではなくなっています。
 これが「魂の成長」なんです。……斎藤一人『絶対、よくなる!』より

 

本質かも知れない。今はほとんど行かないが居酒屋へ行って楽しめなくなってしまった。「何か店主や周りの客と話さなければ」という気持ちもあったし、話しかけようかと思った人がスマホを熱心にのぞき込んでいたりするからである。

居酒屋さんやその常連さんたちに「おもしろい人だな。また来て欲しいな。」と思ってもらえれば最高かもしれない。

令和に読み継ぎたい、私のベスト三冊

 「令和に読み継ぎたい、私のベスト3」に倣って、小生も書く…文藝春秋二〇二〇年一月号にこのような企画があったので真似して書いてみました。

谷崎潤一郎春琴抄新潮文庫
ものごとにたいする執着心、歪んだ愛情、コンプレックスといったものが表れている。映像化もされたけれども、この谷崎世界は文章で味わって欲しい。他の出版社からも出ているが、解説も含めた人選を新潮社はきちんと行っている。新潮文庫をお薦めしたい。
「春琴の佐助に対する[いじめ]は、突き抜けている。その[いじめ]というのは中川翔子重松清らが書いているような現代的な[いじめ]ではない。現代の[いじめ]は他人の気持ちを一顧だにしない、人を無生物として扱うものである。春琴の佐助への打擲は歪んでいるとはいえ、まごうことなき愛情から来ている。」と、阿刀田高は斯くの如きサド・マゾ世界はフランス人好みだと書いている。

ソルジェニーツィンイワン・デニーソヴィチの一日新潮文庫
無学な小生であるが、これはおそらく20世紀の最高の文学であろう。ソ連の寒冷地での囚人生活は究極の苦行なのだろうが、そこには人間性というものも、確かに存在している。決して遠いよその国の話ではない。トルストイでもドストエフスキーでもなく、ソルジェニーツィンが、そう思わせてくれた。木村浩のものもいいが、旧い江川卓(えがわたく)訳のものも良い。
産業革命、つまり工業化が人が人を(資本家が労働者を)支配する構造を作った。その解決策として社会主義が生まれソ連で実行されたのだが、行き着くところは腐敗でしかない。イワンの過ごす[一日]が、現代社会の風刺と批判となっている。

柳田国男『火の昔』角川ソフィア文庫
電気もガスもない時代、人はどう火をおこし、どう付き合ってきたのか。図版とともに楽しんでいただきたい。小生が高校生の時、食い入るように読んだ本。
民俗学とはこんなに面白いものなのかという本。学校の社会の教科書が教えてくれない、庶民レベルの歴史。未読者には『木綿以前のこと』と共にお勧めしたい。

 

※三年前に書きました。我ながら良い本を選んだものです。

感謝の心

人の欲は限りなく「もっともっと」と大きくなっていきがち 欲しかった1つを手に入れても満足できず、もっと欲しくなる それでは心が満たされる日はずっと来ないよね💦 だからこそ『今、ここ』に意識を向けて 「今、ここにあるもの」に気づいていけたら 自然と感謝の心が生まれ満たされていく🌸

 

人と信頼関係や絆を深めるには?お互いに理解し合うことは必要だけど、それだけじゃない。相手役に立ったり、感謝気持ちを伝えたり、趣味を共有したり…。そんな風に、お互いを思いやったり、楽しい時間を共有したりする。交流も必要だよね。

 

今あることに感謝し出せば、幸せになれるし、今あることに不平不満を言い出して「もっと、もっと」と言えば不幸になるし。幸せとは感謝するだよね。感謝がなければ、いつまでたっても不幸なんだよ。

 

池部です。書くのが億劫なのでxから「感謝の心」を捜しました。ちなみに最後は斎藤一人さんです。

野村克也著『運の正体』より

雨だろうが、風だろうが、暑かろうがお客さんは熱心に応援してくれているのだ。恨めしく天を見上げている選手はプロ失格である。

「天気もグラウンド状態も良くない。が、それは相手チームも同じだ」は確かに正しい。がそれだけでは足りない。

雨の日はどうするか、風の強い日は何に気をつけるか、そういったことを考えることで自然を味方につけることもできる。それもまた運を呼び込む力だと言える。

 

※繰り返しますが、もう野球そのものに興味は持てません。ビジネス書として読んでいます。文章は忠実に再現したものではありません。

里予 木寸 ネ右 車甫 (野村祐輔)

最初の漢字の組み合わせで字を作るのは、以前Yahoo!掲示板で流行っていた遊び。

「たくさんの方々に支えてもらって今日まで投げることができて本当に嬉しく思いますし、感謝の気持ちでいっぱいです。」

引退の挨拶だが、特別なことは言っていない。が、岡山から廣島広陵高校、明治大へと進んでいるわけだが、野球界のエリートであっても、親が苦労していないはずはない。

野球への関心は薄れているし、さほど注目している選手というわけでもなかった(野村投手とカープファンには申し訳ない)が、入団時の挨拶は簡単、しかし引退時に何をどう表現するのか。ひと言で言い表すのは難しかろう。

 

あえて不似合いなことをする

斎藤一人さんの書かれていたこと。

軽い鬱に見舞われている人に、にんにくの効いた餃子を食べさせること。ブルーな気分の人がにんにく臭のする息を吐いているのは不似合いだから。

武田鉄矢が「母に捧げるバラード」以降、さっぱり売れず。その母は「こら、鉄矢。今から父ちゃん母ちゃんと三人で酒盛りばするぞ。そして貧乏神ば騙くらかすぞ(つまり、騙してしまえ)」と言って酒を飲んだそうである。そして「幸福の黄色いハンカチ」で準主役の座を射止めたらしい。※歌手として売れない時代だったかもしれない。

気分が落ち込んでいるときは、いっそもっと落ち込むのも一手だが、身体を動かすと、落ち込んでいる人間には不似合いな行動となる。

どうだろうか?